徳川家康

愛知を代表する英雄と言えば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といわゆる三英傑でしょう。人気の点からいえば、徳川家康が一段おちる感じはいなめません。わたくし個人的には、小学生くらいに、たしか「少年徳川家康」というアニメをみたことから、徳川家康が一番好きです。昨今の江戸時代を見直すという一部の歴史文化好きの方の影響も受けております。文化という観点からみて、江戸時代は世界史的にみても特質すべき時代ではなかったのではないかと考えております。その江戸文化を築いた、江戸幕府の初代将軍が徳川家康です。実質的に200年を超える政権を築いたのは日本では徳川家だけだと考えます。鎌倉、足利は名目上100年以上続きましたが、徳川政権ほど強固なものではなく、事実上2代目以降は側近または親族にのっとられています。その点からも徳川政権とは特質すべきものであり、その初代の徳川家康という人物は非常に興味深い人物です。
私の好きな作家、宮城谷昌光の「風は山河より」が菅沼定盈(さだみつ)という、武田の猛攻を防ぎ切った名将の家の三代を描くのと並行して松平清康、松平広忠、徳川家康の三代も描いています。宮城谷史観ともいうべき、「家」の勢いは英雄一人の勢いではなく、の「家」「血脈」の過去の行いの結果の勢いだということがよくわかります。議論はあると思いますが、武田家が滅んだのは、英雄武田信玄の行いに影があったからだというのもなんとなくわかります。影とは父親を追い出したことです。松平広忠は、弱小であったにも関わらず、今川家への忠義を立てました。対織田との前線に位置したことを考えれば、織田についたとしても不思議はありません。しかも、一子家康(当時 竹千代)が織田方に人質に取られていたのに、織田につくことを断っております。行いの正当性は、そのときには、家を一時衰退させることはあるかもしれませんが、長い幾代もの世代を超えた目でみれば、その家に益をもたらすことがわかるような気がしました。
翻って、わたくしのことを考えるに、ご先祖様の陰徳を私が食いつぶしているような気がします。このままでは、子、孫に迷惑をかけるような気がしてなりませんので、今後できるだけ陰徳を積んでいきたいと考えております。


少年徳川家康
http://www.toei-anim.co.jp/lineup/tv/ieyasu/


宮城谷昌光の本
http://www1.ocn.ne.jp/~matsuo3/books/_miyagitani.htm