11月30日の夜、NHK教育「芸術劇場」にて歌舞伎を
放送していました。演目は「二条城の清正」。 9月に
東京歌舞伎座の秀山祭にて演じられたものだと思い
ます。(すみません、全部見なかったので・・・)
じつは私、これをナマで見ました。
中村吉右衛門が好きで、市川染五郎にも注目して
いる私。どうしても見たいので1泊でしかも桟敷席を
とってもらって行ってきました。
吉右衛門演じる清正に、じんわり涙がこみあげて
きました。年老いて、病気して、秀吉が死んで家康が
将軍となり、それでも秀頼を守ろうとする清正。
歴史に弱い私の勝手なイメージで「清正=悪者」と
いう数式があったのですが、なんと浅い知識だったの
かと痛感しました。
主君を思う気持ちはたとえ負者といえども同じこと。
なんて歴史はドラマティックなのでしょう・・・。
「二条城」は午後だったのですが、午前は吉右衛門の
「熊谷陣屋」という演目があり、こちらは号泣ものでした。
ぜひ一度ご覧下さい。
マネージャー 出田ふみ