オンライン申請

皆様ご承知と思いますが、2008年1月なか頃より、不動産オンライン申請が現状より申請が行いやすくなります。具体的に申しますと、申請内容をしめす情報(例 誰から誰へどんな理由でどの不動産が移転するか)とその不動産の権利をもっていることの証明のひとつとしての登記識別情報(いわゆる暗証番号)をオンラインで法務省へ送れば、その他の必要な書類(委任状その他)は別に法務局へもって行くもしくは郵送でいいというものです。今まで不動さんのオンライン申請は全体の申請の中で0.02%と言われています。10,000件申請があってその中の2件です。登記実務に携わっている私からするともっと少ないのではないかと思っていますので、逆にそんなに申請している人がいたのだなというのが正直な感想です。

従来オンライン申請する方々が極端に少なかったのは、すべての情報をオンラインで提供しかつ、委任状、登記原因証明情報については電子署名が必要だったためです。電子署名をする方法を知っている方は皆様は、多分無作為に10,000人抽出した場合多分1人未満だと思います。多分10万人に一人くらいでしょう。そんな状態でオンライン申請が普及することが難しい現状を政府も認識し今回の施策に踏み切ったのだと思います。

しかも、登録免許税の減税措置つきです。最大5,000円の減税となります。5,000円は無視できない金額ですので、われわれ司法書士も来年以降はできるだけオンライン申請に対応できるよう勉強しております。昨日もわが支部ではその勉強会をいたしましたが、今一まだ腹におちません。まだ不確定な部分が多いのです。しかし我々は専門職ですので、与えられた環境の中で、お客様に最大限ご満足いただけるよう勉強しなんとか対応できるようしたいと考えております。

ちなみに下記が、そのための不動産登記令改正についての意見を求める件についてのHPです。

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=300080031&OBJCD=&GROUP